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私が2006年にシドニーに来た当初は、シェアハウス情報は、コインランドリーや電柱・新聞・バックパッカーの掲示板など、紙ベースがまだ根強く残っていました。今はほとんどがインターネット。事前に写真を見れて、何よりもオーナーさんとのやり取りがしやすくなりました。便利な世の中になったんだと改めて実感しています。
今回はそんなシドニーのシェアハウス事情について簡単にご紹介です。

お部屋のタイプ

シドニーのシェアハウスは、日本と違って、個人のお家を貸し出している人たちもいたり、最近では留学生を対象とした大型宿泊施設も出てきました。お部屋のタイプは、オウンルーム(個室)ルームシェア(通常2-3名)のお部屋、ドミトリーのような4人部屋などがあります。

まずは、自分がどのタイプの部屋に住みたいかを決めましょう。ルームシェアは日本ではあまりが馴染みがないので、抵抗がある方がたくさんいるかもしれません。でも、ルームシェアこそ友達作りのとてもいい機会で、英語を勉強する絶好のチャンスでもあります。ホームシックにもなりにくいのも、きっと誰かと一緒に空間や時間をシェアで来ているからかもしれません。 

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プライベートを大事にしたい人におススメのオウンルーム(個室部屋)

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英語の勉強や友達作りにも最適な環境のルームシェア(相部屋)

シティーのシェアハウス

やっぱり便利なシティーでシェア生活を始めたい!ナイトライフも楽しみたい! 学校にも仕事場にも歩いて行きたい。そんな方にはシティーがぴったり。

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▪︎メリット
・高級セキュリティーマンションで綺麗な物件が多い
・ジムやプール付きも多い
・交通費がかからない
・留学生が多いので、同じ年代や同じ目的の人たちと友達になりやすい

▪︎デメリット
・大人数のシェアの可能性大
・リビングシェアなどの可能性大
・家賃が比較的高め
・鍵のシェアの可能性大

 

郊外のシェアハウス

ちょっと落ち着いた環境で、のんびりゆっくり、落ち着いた時間を楽しみたい!
ローカルの雰囲気を味わいたい!

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▪︎メリット
・家賃がシティーより安め
・のんびりした環境
・ビーチや公園など自然が多くなる
・ローカルの人と触れ合うチャンス
・少人数のシェア生活

▪︎デメリット
・交通費がかかる
・物件によってはシティーよりも家賃が高いことも・・・

シティーはセキュリティーマンションでのシェアが多く、ジムやプールもついて、一見豪華な暮らしができそうです。ただし、大人数のシェアになったり、リビングルームにもベッドが置いてあり、シーツで仕切ってみたり・・・交通費がかからないのは魅力ですが、ロケーションだけで全てを決めてしまって、とても住み心地が悪いという状況はなるべく避けたいですよね。私どものサイトに掲載しているシティーの物件は一度見学していますので自信をもっておすすめできます!

ちなみに自慢じゃないですが私はシティー中心に住んだことがありません。シドニーライフを経験するのであれば、やはり郊外に住むほうがいいと思っている意見のタイプです。シドニーにもいろいろなサバーブがあるので、そのサバーブの色を感じてみるのもいいかもしれませんね!

気をつけて欲しいのが違法物件!!

シドニーのシェアハウスは、個人のお家を貸しているオーナーさん、または家主/不動産に許可を取ってサブリース(又貸し)をしているアコモデーション会社さんなどがいますが、残念なことに違法物件と呼ばれるところもたくさん存在しています。家賃を安くおさえれそうな物件であっても本当はかえってリスクが高く大きな損をすることもあります。いくつかのケースを紹介しますので、細心のご注意を!!

 

ケース①:2ベッドルームで十数人のシェア
先日、あるアパートの1室から出火しているのを見た同じビルの人が、慌ててそのお家に行き、ドアをノックしても叫んでも人が出てこない。ドアの向こうからは黒い煙がすごい勢いを見せているのにもかからず、中の人たちは誰もドアから出てこようとしない。大きくなる火の粉で倒れているのではないかと、ドアを壊して中に入ると、なんとそこに住んでいた大人数の居住者はカーテンの影などに隠れ、火事よりも捕まることを恐れていたそうです。法律で決められている物件の条件は住居人5人に対して1つのバスルーム。こちらの物件は2ベッドルームで十数人のシェア。違法の場合、こういった災害でも保険の適用が効かなくなり、家主さんではなく、違法で住んでいた居住者が多額の罰金を払うことにもなるので、気を付けましょう。

ケース②:15人で1つのバスルーム
2014年7月、オーストラリアの国内ニュースにもなってしまった違法物件のオーナーは悲しくもビジネスオーナーでもある日本人でした。彼は日本語の無料のウェブサイトに広告を掲載し、シェアメイトを募集していました。工業所有地にあるキャラバンや運送用コンテナーにマットを敷き、そこで寝泊まりするのに週家賃$130、バスの駐車場スポットは週家賃$70取っていたそうです。人が住む環境ではないところで、15人もの日本人と韓国人がたった1つのバスルームのシェアをしながら暮らしていたいう衝撃の事実。
工業所有地で生活することは違法のため、法に背いた罰金はなんと・・・$1million 以上(1億円)。知らなかったというだけでは済まされない事件にも巻き込まれるので、安さだけで決めてしまわずにきちんと法律に基づいていなければいけないということも、入居する私たちの責任になります。

ケース③:鍵までシェア
シティー内での高級セキュリティーマンションでの生活は、週家賃$150でのルームシェアで交通費もかからず、比較的家賃の出費を抑えたい人たちの需要が高い物件。ただし、こういった物件では3ベッドで10数人のシェアが一般的なので、鍵(スワイプカード等)のシェアが多く、友達と遊んでから夜に帰宅となると、シェアメイトを起こして鍵を開けてもらったりする必要があります。不動産の規則で鍵の数が限定されているため、鍵のコピーすることは違法なのです。もしシェアメイトと連絡が取れない場合、朝まで待つ・・・・なんてこともあるので、お家決めの時には必ず確認したい項目です。

 

今回は簡単にシドニーのシェアハウス事情を説明しましたが、実際はお家の良し悪しは個人で感じ方が違ったり、時期によってシェアメイトも変わったりと、なんとも言えないところがあるのも事実です。それでも、お家は海外生活にとって一番大事な部分と言えることは間違いないでしょう。日本とは違った文化での海外生活だからこそ、お家選びは慎重になって欲しいものです。サイトに掲載している物件はすべて一度は訪問しているお家で、今後も安心して住めるお家を紹介できたらと思います。特に日本からお部屋を抑えたい方は、記事だけでは不安もあるかと思いますので、お気軽にSharehouse Australiaへご相談ください。Sydneyからリアルな声をお届けします。→ご相談はこちらから

/Author: カオリ

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