その昔、戦国の時代。
千利休は、茶室に「にじり口」という茶室に入るための小さな入り口を取り入れました。主従関係が強い時代に、武士も刀を外し頭を下げないと茶室に入れない作りにすることで、茶室の中では皆平等に、落ち着いた空間で過ごせるようにという意味を込めて作られたそうです。その提案を信長も快く受け入れ、千利休を自らの師匠にして、お茶の世界に興味を持っていったのだとか…
今回、ご紹介する絆家シェアハウス-chanoya- 大阪 天下茶屋は、元旅館をコンバージョンした、日本初の「お茶」をコンセプトにした茶室付きシェアハウスです。 生まれも育ちも異なるハウスメイトとお茶を片手に会話して、お互いのことを徐々に理解しながら仲を深めていく。シェアハウスの醍醐味ともいえる入居者さんどおしの交流が、優しい雰囲気で行われそうです。
この「chanoya」を運営する絆人さんは、コミュニティ作りを大切にされていて、各ハウスに1人以上コミュニティマネージャーの方がいらっしゃいます。この方はいわゆる管理人という役割ではなく、コミュニティの部分をフォローアップするような形で入居者さんが打ち解けやすい環境を作ってくださいますので、何かと不安な共同生活でも安心して生活することができると思います。
また、今回は体験型コンセプトシェアハウスということで、お茶から広がる交流が楽しみな訳ですが、「chanoya」はお茶好きだけに向けられたハウスではなく、お茶に詳しくない方も、シェアハウスに初めて住まれるという方でも充実した暮らしができる環境になっているんです!
早速、ハウスの中を詳しく見ていきましょう!
「絆家シェアハウス-chanoya- 大阪 天下茶屋」物件詳細はこちら
様々なシーンを楽しめるリビング
高級感ある外観からオートロックの玄関を抜けると、1階の共有スペースは元旅館をリノベーションした作り。20人のシェアハウスとしては、十分な広さのリビングが確保されています。ご覧の通りリビングだけでいくつものシーンを楽しめるので、そのときの気分、ペースで過ごせそうですよね。お写真にはございませんが、奥には椅子と机とのスペースがあり、お仕事や勉強をしたいときにぴったり。ドミトリーに住まれる方には特に嬉しい空間ですよね。
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玄関へ繋がる細道。毎日ここを歩いて1日が始まるなんて、おしゃれですよね。 | この長いテーブルでハウスメイトとお食事するのが日常になりそうです。 |
会話が生まれるキッチン
ハウスメイトたちと料理をするには十分なスペースが確保されていますし、バーカウンターもあるので、料理の際も交流が楽しめそうですよね。もちろん、電子レンジやオーブントースター、炊飯器、食器などキッチン家電は揃っているので、何も用意してくる必要はありません。
また、キッチン側のテーブルは、絆人さんが大阪で運営している他3棟のハウスの方々と、これから入居予定の方が一緒になって作られたそうです。これは、入居者さんが少しでもハウス作りに関わったという実感があるとハウスに愛着を持つことができるため、一緒に作り上げる体験を大切にしたい、という絆人さんの想いから。そのため入居者さん自身の痕跡が残せるよう、余白として設計の時からスペースを残しているとのこと。素敵な想いですよね。
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料理を作りながら交流をすれば、さらに仲も深まりそうです。 | 世界のお茶と共に食べられるご飯。さらに食事が楽しめそうですよね。 |
充実の3点ユニット
お部屋は全室にバス・トイレ・洗面の3点ユニットが付いています。シェアハウス初心者の方でも安心して生活することができますよね。また、元旅館ということで収納を多くできる作りにはなっていませんが、ベッド下にスペースがあるので、皆さんご自身で収納グッズをご購入頂ければ、より便利に生活することができそうです。ドミトリーには先ほど同様、 DIYで作られた収納棚があったりと、ここでも手作りの温かさを感じることができます。
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個室を別角度から。鏡やテレビ、冷蔵庫まで。お部屋でも充実の時間を過ごせます。 |
入居者さんからの評判も良いという和のテイストのドミトリー。1階が男性専用、2、3階が女性専用となっています。 |
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障子は明かりが抜けるので、閉め切った感じにならず、ロールカーテンで閉めるとプライベート空間も同時に持てるようになります。 | 前方にあるのが、皆さんがDIYで作られた収納棚。お部屋にさらに愛着が湧きますよね。 |
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こちらは和室のお部屋。基本は2人入居を想定しているとのことでしたが、子供をお持ちのご家族でもウェルカムだそうです。大人1人追加につき共益費として+1万円。子供が一緒の場合は+5千円での入居となります。 |
こちらは、和室のお部屋の洗面とシャワールーム。全室に3点ユニットが付いているので、シャワー待ちや朝のトイレ待ちをすることなく生活できます。
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お茶から広がるコミュニティ
リビングの一室にあるこの茶室は、まさに「chanoya」を象徴するスペースですよね。世界のお茶をハウスメイトたちと味わいながら交流する。一人暮らしでは叶わない瞬間を楽しむことができます。もちろん、ゴロゴロしたりして寛ぐこともできますよね。忙しい日常の中の良いリラックスタイムになるのではないでしょうか。
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世界のお茶が美味しく飲めるよう、様々な国の茶器がご用意されています。 | 洗濯機は3つあり、乾燥機は20分100円で使用することができます。 |
ハウスの中はいかがでしたでしょうか。広々とした交流の場に加えて充実の個室があるので、自分のペースを保って楽しく生活できそうですよね。
アクセスも天下茶屋駅まで徒歩8分、難波までは電車で4分と大阪の主要観光スポットへ行くのにとても便利な立地です。
加えてこの「chanoya」、サービスも凄いんです。体験型コンセプトシェアハウスということで、住民同士が交流できるきっかけにもなる様々な体験コンテンツを提供しています。
まずは、毎月世界のお茶が飲めるサブスクサービス。これは、絆家さんが提携しているティーインストラクターの方から毎月1つオススメのお茶を紹介してもらい、住民の方にプレゼントするというものです。「chanoya」に住まなかったらおそらく体験しなかったであろうサービスですよね。
また、お茶摘み体験や京都のお茶農家さんを呼んで抹茶の立て方を学ぶワークショップなども不定期に開催していきたいとのこと。これに留まらず、他にも本当にワクワクするような構想をたくさん聞かせていただきました。
お茶好きな方はさらにお茶好きに。特別お茶が好きという訳ではない方は、好きになるきっかけに。日本の文化として馴染みのあるお茶を皆で囲んでホッと安心できるような瞬間を、絆家シェアハウス-chanoya- 大阪 天下茶屋で体験してみてはいかがでしょうか。新たな自分と、第二の家族となる素敵な入居者さんに出会えるはずです。
(画像提供:株式会社絆家)
Writer: Katsumi