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食卓を囲めば、交流が生まれる

「食で繋がる」がコンセプトのシェアハウス『スタイリオウィズ上池台』。食に関心の高い方々が集まって、一緒にご飯を作ったり、食事を分け合ったりと、普段の日常では出会えない人達との出会いや、つながりが生まれているとのこと。

入居されている皆さんの日常を伺うだけで、大勢で暮らす楽しさが伝わってくるようです。

 インタビュー3人1

入居者の方に、実際の生活や入居者同士の交流についてお話いただいている様子。普段出会うことのない人達が、それぞれの興味ある分野を重ね合いながら、「楽しい」、「面白い」と感じる部分は、"一緒に何かやってみよう"と自然体で話されてるのが印象的でした。
 
インタビュー記事(前編)は、リンク先よりご覧ください。
https://blog.tokyosharehouse.com/?lang=ja&p=59523

また、料理人の中村さん(写真左)にこのシェアハウスを紹介された方も、同じく料理人の菊池さん(写真中央)。企画のイベントをお手伝いされた方とのこと。どんな人か興味が湧きますし、どんな経緯で「スタイリオウィズ上池台」に住むことになったのか、お話を聞かせていただきました!

  

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お話を伺ったのは、この方。シェアハウスの住居人で、料理人の三木さん(25歳)。同じ料理人の中村さんをシェアハウスに紹介するって、一体どんな出会いがあったのか。普段どんなことを考えているのか。お話を伺ってみました。

三木さん1

「食」が自分の可能性を広げてくれる。


---住居人の方のお話を伺っていたら、三木さんのことを何度か話されていたのが印象的でした。三木さんは料理人とのことですが、このハウスに住まわれるきっかけは何だったんでしょうか。

三木さん

去年の夏、「旅する食のサーカス団」という団体を結成していました。料理を作りながら、国内を回ってたんです。道中でアポ取りをしながら、訪問する各地で料理を提供して、その土地の人たちと交流するのが目的でした。ホテルも取らず、お風呂も川で入るようなワイルドな旅だったんですけどね(笑)。

実は、その旅の途中がこのシェアハウスだったんですよ。たまたま「食で繋がるシェアハウス」があるということを知って、僕自身のコンセプトに共感するものがあったので、(当時の)運営者さんに電話して会っていただいて。そのご縁で今ここに住んでいます。

先ほど話していた料理人の中村くんは、以前僕が働いていたレストランで一緒に働いていた仕事仲間ですね。楽しい仲間と一緒に暮らすのって楽しいじゃないですか。「東京に面白い家があるよ」と紹介して、住むことになりました。

---シェアハウスに住んで、よかったことは何ですか?
三木さん

上京した同期、特に一人暮らしをしてる人からは、やっぱり寂しいって声はよく聞きます。シェアハウスだと自然と人と出会う機会があるので、友人・知人が増えるのは、良いですね。

もちろん、1人の時間も大切なので、そういう時には1人になれる個室に戻れば良いだけなので、家に帰っても寂しくないし、自分だけの時間も作れます。「スタイリオウィズ上池台」は大規模のシェアハウスなので、いい意味で他の人と距離をとりながら、自分のペースで暮らせる点は、魅力だと思います。

以前はもっと少人数のシェアハウスに住んでいたのですが、コミュニケーションが密になる分、摩擦も生まれやすかったです。でも、ここでは摩擦の原因になるような共有部の管理は、運営者側が行ってくれるので、暮らす上でのストレスが凄く軽減されてると思います。

---他にこのハウスならではの魅力ってありますか?
三木さん

そうですね、今ここに住んでちょうど4ヶ月目になるんですが、僕が入った時はちょうど入れ替わりで、入居者交流イベントなどが減っていた時期だったみたいです。それもあって「自分たちで面白いことを提案したい」と思って、このシェアハウスの運営者さんにも共感していただけた事は有り難かったです。

廃棄になる食材を使って「余り物パーティー」を開いたり、「子供食堂」を開いたり。

僕はイベントをやる上で一番大事なのは、参加者がきてくれるかどうかだと思ってます。場所もアイディアも大事なんですが、参加者がいないと成立しないので。ここでやることのメリットはイベントをやろうと思ったら、「住居人に声をすぐにかけられる」ことが大きいと思います。

人数の多いハウスなので声がけもしやすいし、参加した人から、意見をもらえるのも嬉しいですね。もちろん、仕込みなどもキッチンを使って置いておけますし。そんなメリットが大きい中、特に制限もなく自由にイベントを企画させてくれるので、自分のやりたかった事を100%やれてる感覚があります。

 こちらは、日常のイベントの様子。住居人の方々がそれぞれ料理を準備して、料理教室を開いたり、一緒に食べたり。楽しそうですね。

 
お料理教室1 お料理教室2  余り物パーティ2

 

---イベントを自分で開くと、普段は出会わない方との出会いもあるんでしょうか?

三木さん

ここは「食でつながる」がコンセプトですけど、僕みたいに「本気で料理やりたい!」っていう人ばかりではなくて、料理が趣味、だったり興味があるという方もいれば、「立地が良い」という理由で住んでる方もいます。職種も様々で、料理人だけじゃなく、エンジニアや会社員、あとは学生の方もいたり。そういった普段出会わない人達と暮らしていると、厨房の中だけで自問自答してるだけでは得られない、新しい発見があったりして、とても楽しいです。

僕は料理人ですが、料理って厨房の中だけでは決して完結しないと思っていて、生産者、流通関係の仕事、経営の視点など、様々な要素が絡んでいるんですね。ここにはそういった僕が興味ある分野のお仕事をされてる方もいるので、お話を聞けるのは凄く有り難いです。フリーランスの方々が一緒に何かやろう!なんて話が生まれることもあるみたいだし。そういうの好きなんです。

少し話が飛ぶんですが、最近面白いなと思ったことがあるので話しても良いですか?

 
---もちろんです。お願いします。

三木さん

ここには、「共用スペースには私物は置かない」というルールがありました。それでも、住人の方が「シェアして使おうよ」と共用部に置かれてたモノも幾つかあって、その辺りが一時期すごくカオスな状態でした。それを問題だと感じる人が増えたので、みんなでスペースごとに物を置く場所を分け、運営者さんのご理解も得ながら整理したんです。

そうしたら、逆にそれが趣味の合う人同士が集まるきっかけになったみたいで、共有スペースごとに、今までなかった交流や楽しみ方が増えたように思うんです。個人的にすごく興味深い出来事で。

いろんな人が住む中でもちろん摩擦が起きるんですが、自分たちでルールのあり方を考えたり、工夫して解決していくことで、前よりももっと新しいものが生まれる場所になったのって、自分にとっては凄く良い気づきでした。

---なるほど、身近にそういうことが起きると確かに、視野が広がるし、色んな可能性を感じますよね。
ところで、三木さん自身が、これからシェアハウスに住みながら、やりたいこととかあるのでしょうか?

三木さん

今日のクリスマスパーティみたいに、ハウス内のイベントは結構盛んに行われているんですが、外部の方と交流する機会が増えてもいいのかな、と思っています。せっかくこうしたユニークな人達と住んでいるので、ハウス内だけじゃなくて、地域周辺の方々とも交流できるような活動を一緒に住んでる人達とできたら凄く面白いんじゃないかな、と思っています。

先月このハウスで「子供食堂」を開いたのも、その地域交流の一環ですね。この地域に住む大学生の方々とハウスの住人で協力して、ここで子供達に料理を振る舞いました。また来週にも開催するんですが、そうやって地域の方との交流を広げていけたら良いなと思います。

---そんなことが実現できたら、凄く楽しそうですね。三木さん視野の広がるお話ありがとうございました!

三木さん3

 取材後、三木さんに普段料理されてる様子も実演頂きました。こちらは魚をさばかれてる様子。さすが料理人。

 

また、後日、三木さんよりイベントのお写真をいただきました。こちらは「スタイリオウィズ上池台」のクリスマス・パーティーの様子。

     

 

料理人というと寡黙で、なんとなく人見知りな方の印象を持っていたのですが、イベント企画や業界を超えた人達との連携などを視野にいれるなど、料理人のイメージが変わってしまうような、三木さんの気さくなお人柄が印象的でした。

普段の生活で出会わないような人とも、一緒に料理を作ってご飯を食べれば、自然と会話や交流がうまれてくる。お互いの興味が重なるのであれば、一緒に何かやってみよう。新しいことでも挑戦してみよう。そんな発想が暮らしのベースにあるって、素敵ですよね。

一言で「シェア」と同じ言葉を発していても、捉え方は人それぞれ。

「わかちあい」と考えてる人もいれば 「きっかけ」だと感じてる人がいたり、「トレンド」だったり「科学反応」だと言う人もいる訳で。

思い思いの日常を過ごす人達が同じダイニングに集い、何気ない会話を美味しいご飯と一緒に食していると、色んな可能性が生まれてくるんだろうな、思わずそう感じました。

こんな暮らしがあるんだ、と興味を持たれた方。食べる事、人に食べさせる事が好きな方。新しい人と出会いたい方。何か新しいイベントに携わってみたいな、そう感じた方は、是非「スタイリオウィズ上池台」に訪問してみてください。

美味しい料理や、みんなが集うテーブルには、色んな”シェア”が広がっている。そんな暮らしが待っていると思うのです。

 
 
/Author: Akari, Photo: Yuki

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