こんにちわ。東京シェアハウス、森山です。
先日、英会話の教師をしている入居者がLanguage Exchange (言語交換)のパートナー探しから、語学が学べ、異文化交流のできるシェアハウスというプロジェクトにまで発展したお話を掲載しました。
シェアハウスの新しいカタチを入居者の人が、しかも外国籍の人が主導で始められていることを知って、世の中は本当にフラットになってきていると思うし、これからはシェアを軸とした暮らしが、もっともっと加速していくんだろうなとも感じています。
最近では訪日外国人の増加も著しいとのことですので、今後はシェアハウスから国籍も超えたグローバルな活動が更に生まれてくるのかもしれませんね。
未来のことについて、アレコレ考えるのは、個人的な趣味にも近いことなのですが、色んな可能性を考えると、やっぱり、実際に行動を起こしたくもなります。それが、僕らが好きな場所と好きな場所をつなげるような活動として実現できたら、どんなに面白いだろうなということで、今回、僕は、アメリカの西海岸にある街、サンフランシスコに来てみました。
移動中のフェリーから眺めるゴールデンゲートブリッジ。
メディアの発信する記事を読んでいると、時折、欧米では「シェアリングエコノミー(共有型経済)」が進んでいる、なんて記事を見かけますが、実際に提供しているサービスを使ってみると、個人的には、モノのレンタルサービスのような感じがして、確かに便利ではあるのですが、僕自身が思い描いているような、コミュニティの形成とは、少し違うようにも感じます。
日本のように、事業者さんが、シェアする空間専用に住まいを企画して、安心、安全な宿泊施設として公に提供しながら、僕らのようなポータルサイトが情報発信を支援している街、シェアする暮らしのエコシステムがある地域の方が、珍しいようで、話をしていると、強く興味を持ってもらえます。
サンフランシスコの人たちと話をしていると、「クールだね」「こっちは家賃の高騰でみんな苦しんてるから、是非シェアハウス普及させてよ」といわれる事も何度もありました。
「住まい」のシェアから始まって、モノ、趣味、食事などシェアする範囲を広げたり、交流を重ねていくうちに、さらに友人、知人を紹介しあったり、なかには結婚しましたっていうサプライズまで、時折あったりして、シェアハウスに住んでいると、何とも言えない面白さや楽しさがあることは、一度でもシェアハウスに滞在したことがある人には共感頂けるのではないでしょうか。
最近は、出会う人の興味の対象や意見を聞くたびに、多くの人が、物質的な欲求より、精神的なつながりの価値に、重要性を置きはじめている気もしますので、共生は時代が求めてるのかな、とも思います。
サンフランシスコに来て、まだ3週間ほどしか、滞在していないので、たまたま、僕が話した方々が、シェア型のライフスタイルに興味がある人達ばかりだったという可能性も否定できませんが、個人的には、日本のシェアハウスのような共生型の居住スタイルは、世界に広めていける文化となるのかもしれません。
日本のシェアハウスのように、国外から来た人が、現地の文化と溶け込める場所、現地の人達との交流につながる場所となっているのは、訪問した殆どの国では、語学学校のような教育機関が、その一部を担っている印象も受けました。なので、シェアハウスのような共生型の住まいの普及活動とあわせて、グローバルサイトでは、語学学校の紹介といった留学事業にも力を入れながら、活動していく予定です。
僕がはじめて上京した時は、「東京は人間関係が希薄な場所だなぁ」と漠然と感じていたのですが、コミュニティのある暮らしが普及することで、人間関係にあたたかさも広げられるかもしれないし、そこから、新しい成長だって見つかるかもしれない。
そんな風に自分の理想を自分勝手に思い描きながら、僕らの事業と向き合う時間が楽しかったりするので、このままの勢いで、これからも活動の場を広げていこう、そんな風に思うのです。