旅するように暮らす |
旅と旅行、似たようで異なる意味合いを持つ言葉だと思います。旅行は行きたい場所の目星がついていて、そこで観光することが目的。旅は旅そのもの、目的地に向かうまでの過程をも楽しむ。そんな勝手なイメージを私は抱いています。現地でしか味わえない体験や自然。そして人々との交流。時には、偶然同じ旅人同士の交流もあったりして。そんな目的地までの道のりで起きるハプニングなようなものを楽しむのが旅の醍醐味と思っています。 シェアハウスというものも「人」にフォーカスしてみれば旅で味わえるような感覚に出会うことがあります。シェアハウスの特性上、アパートやマンションに比べ入居期間が短いために人の入れ替わりが早く、入居者同士が交流ができる共有スペースがあることによって、短期間で様々な人と関わりを持つことができます。旅と異なるのはその関わりの強さ。シェアハウスの滞在期間は短い方といっても半年ぐらいは同じ屋根の下ともに生活をするわけですから一緒に暮らしている家族のような絆がそこにはあります。 今回ご紹介するシェアハウスはそんな”旅”をコンセプトにしたシェアハウス。「旅好きの人たちが集まる」そう聞くだけで個性豊かたな方々が集まっていそうですね。この春よりオープンするということでそのオープニングイベント+内覧会にお邪魔してきました。それではさっそく中を見ていきましょう! |
場所は大阪、阪急線「摂津市」駅から徒歩10分の穏やかな住宅街に立地する大きな元社宅寮がtabicco
30人が住むエントランスは広々としていました。人の出入りが多くてもストレスにならないほどのスペースです。
玄関のそばには現在は使われなくなった管理人室がありました。もともと寮だったのでその名残ですね。現在は使用されていないのでくれぐれも立ち入らないように。
玄関から右に曲がった廊下を通るとリビングへと続きます。「受付はこちら」と張り紙がありますが、取材をした日はちょうど内覧会イベントが開催されていました!
その内覧会イベントの前に撮影したtabiccoのリビングスペース。まだオープンしたばかりでとても綺麗な状態です。
中央にはtabiccoのシンボルとなるセントラルツリーが天井に向かって伸びていました。この枝にtabiccoでの思い出写真などをくくりつけてゆくそうです。思い出を木の葉に見せるのは面白いアイデアですね。
ツリーの隣にはハンモックがぶら下がっています。
このアングルからみるとより広く見えますね。リビングからはキッチンにそのまま移動ができます。
火元は3口IHプレートが2台。もし料理のタイミングがバッティングしてしまっても多少は大丈夫そう。
赤い鍋が映えます。生活に必要な大体の調理器具や食器が予め揃っているのがシェアハウスのいいところ。
ここからは内覧会に集まった方々も集まってきたので、一緒にについて行きましょう。
みなさん初めて見るシェアハウスに物珍しげな様子。
みなさんが覗き込んでいるのはこのシャワーボックス。よく見るシェアハウスと比べると脱衣所が広い印象を受けます。
シャワーだけじゃムリ!という方でも大丈夫。ちゃんとバスルームもありました。
玄関側には女性専用のトイレとバスルームがあるようです。
それがこれ!2~3名が同時に浸かれるほどの広さがあるゆったりとした湯船です。日常的に大きなお風呂に入れるのは羨ましいですね。
ある程度1会フロアを内覧したところでお次は2会の居室フロアへと向かいます。
日差しの良い階段を上がると、
正面にトイレとランドリーが合わさったお部屋と、居室へと続く廊下に出ます。
トイレはウォシュレット機能+暖房便座付き!
3階も同様な間取りになっていますが、3階のトイレ&洗面所がある空間は女性専用とのこと。2階よりちょっぴり特別感がありますね。
大きな鏡もあってメイクがしやすそう。
3階にも同様に洗濯機を2台設置。
そしてこちらがtabiccoのお部屋。
ここはモデルルームとして女性の住むようなお部屋に仕立てられています。
また、壁紙はすべてのお部屋ごとに異なるのでお部屋が空いているうちはお好きな壁紙をチョイスすることができます。
収納もこの大きさのものがすべてのお部屋に付いています。荷物が多くて。。。と心配している方でも安心です。
3階建てのtabiccoですが、屋上も解放しているとか。
大阪の綺麗な青空を見上げることができる開放的なルーフトップ。現在ではウッドタイルが敷き詰められているらしいです。みんなで屋上BBQなんてできたりして。
tabiccoをぐるっと回っり終えたところで、ちょうどリビングではイベントの準備が整っていました。
ずらっと並べられたビールビン。銘柄は世界各国より揃えました。なるほど。ビールで世界を旅するということですね。
まるでワインのようにそれぞれの銘柄の特徴が記載されたビールの一覧表。旅をしたら実際に現地のビールを飲んでみたくなりますよね。
提供された料理は大阪×世界なのか、たこ焼きをベースに国ごとの代表料理を掛け合わせた一品!これがどれも美味!絶妙な組み合わせが好評で提供するとすぐに売れ切れてしまいました。
みなさんの手元にビールが行き届いたところで運営者さんの掛け声ともに乾杯!オープニングパーティーの始まりです。
あまり見ない銘柄もあったようで、ビールの売れ行きも好調です。
みなさん見ず知らずの方同士のはずですが、社交的な方が多い気がします。旅好きの方はオープンな人柄の人が多いからでしょうか。
立ち話も何なのでリビングでくつろぎながら談笑。
ゲストの中にはオープンを祝ってシェアハウスにあると嬉しいプレゼントを持ってきてくれた方もいらっしゃいました。(*ティシュや洗剤などの消耗品)
パーティーではライブペイントのお披露目も。
tabiccoのオープンを記念したメッセージをBGMを流しながら軽快に書き上げます。
そして完成。出来上がりと一緒に記念写真を撮影しました。参加者全員が集まると結構人が集まっていますね。パーティーは終始笑顔で幕を閉じました。
いかがでしょうか?今回ご紹介した絆家シェアハウス-tabicco-を運営するのは株式会社絆人さん。
東京で4当の絆家ブランドのシェアハウスを運営するノウハウを生かして今回初の大阪を舞台に30世帯の大型物件を手がけられました。絆家のコアコンセプトは「第2の家族を作る」そんな本当の家族のような関係性を築くために入居者同士の親睦を深めるイベントを定期的に開催するのが絆家の特徴。旅をテーマにしたtabiccoではやはり旅にちなんだイベントを開催するとか。予定では月ごとに講師を招き、世界の料理をテーマにした料理教室を催すそうです。実際に海外にいかないと知りもしなかった料理を味わえて学べるのだから、その料理の国に対し興味が湧くきっかけにもなるかもしれませんね。
旅の熟練者も、これから旅を始めようと思う方にも、「人に出会う」という点に趣をおけば、tabiccoに住むことによって共通の趣味や話題を話し合える仲間を作ることができるのだと思います。tabiccoから始まる世界への旅。一人旅じゃなくて、みんなで行くのもいいかもしれませんね。
/Author: イナミネ